株式会社永和システムマネジメントのエンジニアリングマネージャーをはじめていた

ちょうど先日 (2022-03-02) 、勤務先で岡島さんとエンジニアリングマネージャ職について社内ラジオ配信する機会があったので、かつて下書きしていたエントリを公開しておきます。

なので、これは勤務先を移籍したとかそういった話ではなく、昨今の社会背景に対する事業課題を解決していく必要性から、勤務先での立ち位置を変えることにした話です。

受託開発企業でのエンジニアリングマネージャーというのはあまり聞かないものですが、その実、事業課題においてエンジニアのキャリアと事業成長が有機的に繋がっている点など、サービス開発企業が抱える課題とも重複する部分の方が多いと思っています。42期に突入した弊社でも、その役割によって解決できる問題を顕在化させて解決していくぞと、主に事業部長の @m_pixy と考えてこれまで勤務先に明確に存在していなかったポジションとしたのが今回。あと、世の中にないパスなら作れば良いので、そういったキャリアパスを切り拓いていくという気持ちもあったりします。

また、個人的にはもっとも現場の開発者の気持ちが分かるのは現場であろうという考え方から、これまで現場での開発に主軸を置いていたのですが、特定の現場に軸足を置いているとどうしても事業全体の課題に対して手を動かす時間を作るのが難しかったので、事業の全体最適の観点をとったことになります。とはいえ現場のエンジニアリングから手が離れているわけではなく、パートタイム技術顧問的に関わりながら、諸課題に対する戦略の立案と遂行をしています。

といったことを、昨年8月に勤務先の第42期事業計画共有会で話していて、それを進めているのが現在です (以下、表紙のみ) 。

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連続した時間の中で様々な利害関係があるのが現実社会という枠組みということもあり、いきなりドラスティックに立ち位置を変えていたわけではなく、方向性を定めたのちに昨年から徐々にシフトしていました。

最後に、会社をプロダクトと見做す Basecamp 社の考え方が好きで、少し立場を変えて「情報化技術を通じて社会と共生する」プロダクトを良い感じにしていく気持ちです。

これは RubyKaigi Takeout 2021 より前に公開しようと思っていたエントリだったので、半年越しでようやく日の目を浴びました。

引き続きよろしくお願いします。