XP祭り 2022 に登壇した。
当日のスライドは以下です。昨年のような機材トラブルもなく無事に終えられて良かったです。
話としては今年の 6 月くらいの @beakmark との「エンジニアリングマネージャーの仕事」に関するやりとりをきっかけに、エンジニアリングマネージャーとして働いている2年目までと、そこに至った事業課題からの経緯をまとめたものです。XP コミュニティ向けもさることながら、同僚向けにも日頃の仕事でどんな考えで動いているかをある程度まとめる機会になって良かったです。
サブタイトルの『Practices of an Engineering Manager
Working in The Real World』は『アジャイルプラクティス』の原題『Practices of an Developer
Working in The Real World』がベースでした。悪魔の囁きと天使の導きのような話ではないですが、個人的には in The Real Wold
での "an" Engineering Manager
の実践の話として、現在 45 分の登壇でまとめられる限りで話せたかなと思っています。
本編で話しましたが、エンジニアリングマネージャーの役割は「事業部経営 - 経営マネージャ = something else」という公式の something else を埋めるものだと思っていて、組織と人に応じて立ち位置も変わってくるものではと思っています。これは登壇後に気がついた余談だけれど、エンジニアリングマネージャーはバンド (チーム) でいうと、ヴォーカルやギター、キーボードのような上物と (色とりどりのエンジニア) とドラム (経営マネージャ) の間を担っているベースという役割が近そう。多くの曲全体の中では地味ながらベースの有無やスタイルで曲のイメージが変わるというのと、ドラムとのリズム隊という位置づけとしてもそんな感じ。
XP 祭りというイベントとしても、当日たくさんの同僚が登壇したり、勤務先の永和システムマネジメントに核といえる文化を残してくれた kkd がキーノートだったりしたので、登壇ギリギリまで聞いてピックアップできそうな講演をできるだけ話を内容に取り込んでいました。
とりわけ kkd のキーノートで挙がった『まさーるのページ』についてはこのタイミングで会社紹介で出さなければと思って、追記したものでした。弊社いいメンテナンスしている。
最後に、私の本編で引用していた書籍は以下です。特にキーノートの kkd からの遺伝情報である、クリストファー・アレグザンダーからの引用は、音楽と同じでキーのノート (音) に合わさった感じにできただろうか?といったところです。
また、スライド中の 24 ページの図の引用元はこちらです (ありがとうございます!) 。
登壇後にはキーノートの kkd から最高の賛辞をもらえたので、登壇冥利に尽きました。
これ基調講演でよいのでは?というレベルだった。いい仕事してる!! https://t.co/odGrfYY7zh
— Takeshi Kakeda (@kkd) 2022年10月1日
最初から最後まで楽しい "祭り" で、特に LT では @fkino の 大人気ない 本気の LT は最高でした。
XP祭りのLTが時間切れになってしまったので、こちらで続きをご覧ください。https://t.co/WWgeDHaHKK #xpjug
— Fumihiko Kinoshita (@fkino) 2022年10月1日
Discord のタイムラインはちょっとしたサーバーログのスピードでしたね。
スタッフのみなさん、今年もありがとうございました!また来年!