Scrum Fest Kanazawa 2024 に『ベテランこそ日報を書こう』というタイトルで登壇した。
久しぶりのアジャイル開発方面での登壇で、同僚やコミュニティでの知己のみなさんは、非常に珍しい機会を体験している感じで関わってくれて、ある意味狙いどおりな感じにできました。いい意味で、まわりが驚くことをしてみたいじゃないですか。
そんな感じで、今回は趣味の話全開の OSS テックトークではなく、日中のお仕事について日報を通した組織づくりの話でした。今回は日本語スライドだし、当初はゆったりした感じの構成にできるかなと思っていたものの、作っているうちに熱量が高まって練り込んでいるうちにいつもの分量になってしまった。そういう作家性というか、性分というか、背負った業ということで、もうこれは仕方ない。同僚の fkino の発表とは、同じピースを違う構成で話している感を持っていて、これが永和のアジャイルの血族といった感を勝手に感じたりしました。
登壇後にはいろいろと反響をもらえてよかったです。中でもとりわけ「日報にはどう書くといいですかね?」という質問に、燃え尽きていた私に変わって Aki さん が「日報は体裁を繕おうとせず、あるがままを書くのが良い。変に丸くせず引っ掛かりがある状態の方が、むしろ話題が広がる。」というのはまさにそれ!といった感じでさすがでした。
話の中で自然に使っているというか、さりげなくでもなく (勝手に) 営業している esa.io は本当によくできたプロダクトなので、「できる限りの効果を発揮しうる、最も単純なオンラインデータベース」を背景にしたツールとして広まるきっかけになるといいなあと思っていたりする。OSS と同じで信頼できる友達が作っているサービス最高という点を差し引いても素敵なサービスなので、日報 (を通じて人と人の接点を増やす触媒) 文化と一緒に広まるきっかけになると良いなと思っています (これが「推し活」というやつだな) 。
また今回、ひとりひとりの名前を出すことはできないのですが、格別に感謝したい3人がいらっしゃって、ひとり目は Aki さんで Kaigi on Rails 2023 の懇親会で「スクラム方面への活動が中心になる」と聞いていたのは一歩を踏み出すきっかけのひとつでした。面白いことに鼻が効く人が面白いと思っていること気になるじゃないですか。また登壇での Zoom URL 間違えていた件のサポートとか色々とお世話になりました。ふたり目は trebyさん。初日に参加枠を落としてしまった懇親会について話したところ、2日目の懇親会への案内からコミュニティの人の紹介までお世話になりました。参加者間での対話がカンファレンスの醍醐味というあたり、おかげさまで楽しい懇親会の時間を過ごすことができました。3人目はお世話になったスタッフの皆さんのうち、とりわけGのヤナギさんには、現地への行き方ツイート から始まって、最後まで色々と金沢というフェスの場を迷うことなく楽しめました。語りながら歩いて帰ったのは人生の良い思い出になります。
懇親会ではあまのさんと「マネージャーは自身のプレイ (も重要だけどそれ) 以上に、メンバーがいいプレイできる場を整えることができるかがとても重要」という自身の評価軸といったマネージャー談義したり、お店が変わってまわりの人が変われば、プレゼンテーションを音楽の演奏に例えるならアドリブをどのように入れて面白くするかなど、多くの人たちといろいろな話をすることができました。楽しかったです。
株式会社アトラクタさんにはご馳走になりましたし、騎郎さんには勤務先の若手が訳者から新作をサイン本としてもらったりお世話になりました。
また、社内向けに限定されている日報や Slack について、社外で使うことを快諾してくれた所属部署の同僚たちに感謝します。同僚たちの日頃の活動なくして今回の発表は誕生しませんでした。また同僚の岡本さんには今回のスクフェス金沢に対する社内での熱量の作り方が素晴らしく、今回の完全にその熱量にあてられました。
オーガナイザーのみなさん、参加者のみなさん、ありがとうございました!クロージングで Scrum Fest Kanazawa 2025 の案内が出ているので、また新しい人がどんどん熱量を出せる場になると良いなあと思っています。
最後に本スライドで登場した参考文献です。
ちなみに本編のトークの最後に英語を混ぜたのは二井原実やアンジェラ・ゴソウを浮かべながらのロックプレイでした。Metal Fire Forever!
またお会いましょう!