「開発生産性カンファレンス 2025」でキーノートをするという Kent Beck に会いに行った。四半世紀もミーハーをしていれば、それは行きますよ。
サインをもらう書籍はいろいろと悩んだところ、kdmsnr さんのサインが入っている新訳の『エクストリームプログラミング』にした。
人生に多大な影響を与えてくれている Kent Beck 先輩と #開発生産性con_findy pic.twitter.com/kc0m0x4aIE
— Koichi ITO (@koic) 2025年7月3日
もし 2004年に来日していた Martin Fowler に、趣のある緑色の本にサインをもらっていたら確実にそれを持って行ったけれど、その時にサインをもらった書籍は『リファクタリング』だった。こういった事象を予見して伏線を人生に張るのは難しい。
発表内容については、@ginkouno が所見込みで書かれているとおり、あとで考えていけるようなトークで良かった。
開発生産性への計測というものに関して言えば、Marin Fowler の Bliki (ja) にある「生産性は計測不能」 (2003年) から大きく変わっているわけでもなさそうなのが現代。
その間にユーザーストーリーへの相対見積りの普及とトラッキングなどいろいろとあったけれど、最後はビジネスの収支で測るはそれはそう。今後 AI で何か変わっていくかと言えば、変わっていく部分と変わらない部分があるとは思う。引き続き、ソフトウェア開発について色々と考えていきたいと思えるイベントだった。
Findy さんありがとうございました。

