『Ginza.rb 第90回 - Wasmについて学ぶぞ』に参加した。会場はメドピアさん。今月もありがとうございます。
y-yagi さんが進行をされた。ルニさんからもお墨付きとなっている y-yagi さんによる資料は以下。y-yagi さんのスライドの完成度が高いので当日のストーリーの流れはそちらで。@y-yagi's Slide Is All You Need.
今回が Wasm の話だったということで、TryRuby のデフォルトバージョンが CRuby 3.3 なことから、当日までに 3.4 対応できると良さそうだったものの、Wasm 力が足りず断念。ひとまず y-yagi さんやルニさんが解決に近い位置におられそうということが分かりました。
本題の Wasm は今年の RubyKaigi 2025 でも youchan と ledsun の登壇でも取り上げられていたのは記憶に新しい題材。多様化するジャンルに得手不得手はあるのがふつうの人類だと思っており、自分は Wasm はよくわかっていない側の人類なので大変勉強になりました。
Wasm は W3C による仕様で、Wasm ランタイムに対して Wasm バイナリーが乗る形になるという基本的なアーキテクチャから説明されつつ、Rust の Wasm では速度が出ている一方で、CRuby の Wasm はそのあたりまだ改善の余地があってという現状を知るにも良い機会でした。あと kateinoigakukun さんの偉業という点に何度も言及されていたけれど、本当にすごい。
余談ですが、個人的には .rbenv/shims の shim とスマホの sim カードの sim をごっちゃにしていて、そもそも単語が違うという知識訂正の機会になって良かったです。shim は高さ調整の詰め物といった意味合いで画像検索するといろいろと出てくるのをもとつねさんに教えてもらったりしていました。
次回の Ginza.rb は 2025年7月4日(金)開催予定で、Gumroad をテーマに取り上げられる予定です。