Findy Engineer Labさんインタビュー記事の補記

中薗さんからお話を頂いて、2024年6月に都内某所でインタビューを受けた記事が公開されました。

findy-code.io

インタビューは限られた時間だったのと、その際に思い出せていなかったことの補足を記しておきます。ひとつの落穂拾いです。

チームかくたに

「チームかくたに」でのモダンな例を挙げておくと、当時 Groovy 製の DI コンテナーをお仕事の外でオープンソースとして実装して、業務として輸入されていた (時代ですね) 。角谷さんのこのあたりの記事がインターネットの名残り。

kakutani.com

あとは Java 1.4 の頃で当然まだラムダ式とかもなかった時代、メソッドの最後の引数を所定のインタフェースで受け取れるようにして無名オブジェクトの呼び出しをして、Ruby のメソッド引数の最後にブロックを受け取れる風な実装や、いまだとあまり使われない技になったもののテストモジュールになるサブクラスでメソッドオーバーライドして、とかコードもパターン的に組み上げられていた覚えがある。

また J2EE というか EJB 2.0 という非常にテストしづらい環境において、いかにテストを実現できるようにしていたかとか、テストへの執念みたいな部分もあった。思い返してみれば、自動化された E2E テストに触れた最初のプロジェクトだったかもしれない。

Wiki へのこだわりも強いプロジェクトで、かつて勤務先の方に書いた記事の大元も、このプロジェクトから持ってきたものだった。

blog.agile.esm.co.jp

Write Code Every Day

『Write Code Every Day』を知るきっかけになったのは、とちぎテストの会議で t-wada さんと廊下会議していたのが最初だった気がする。"あのチーム" の面々が面白いイベントを企画してくれて、そこで知己との何気ない雑談が起きてのこと。何がどう影響して、その後の人生に作用するかわかりませんね。

OSSコミュニティ

個人的には、松田さんが門を開いて、yahonda さんが道先案内になってくれて、kamipo さんが高みを見せてくれた感じだった。どれもお酒が関わっていたような。

勤務先で行っている Rails/OSS パッチ会もそろそろたまにオフラインでやろうかという気持ちが高まってきている。このイベントについてはオンライン慣れしてしまって、オフラインの会場手続きを聞いているところ。最初は小さくパイロットプロジェクトで再開するかなあという気持ち。

RuboCop そのものや今後について

今週末と来月に大阪と東京で登壇機会があるので、興味のある方は現地でお声掛けください。

今週末は大阪開催の大阪Ruby会議04:

rubykansai.github.io

来月は東京開催の Ruby セミナー 東京:

rubyassociation.doorkeeper.jp

またここにある話に限らず、記事をきっかけに思い出せたこととか話せるかもしれません。

最後になりますが、中薗さんにはインタビューの調整から記事作成までお世話になりました。ありがとうございました!