みよひでさんが立ててくれたイシューが元ネタ。さっそく対応して頂けていたので GCC 4.4 での Ruby 2.5.0 をビルドを試してみた。
まず、Ruby 本体のコードについて v2_5_0
タグをもとに nobu さんが対応してくれたコミットを cherry-pick したブランチが以下。
さらにそのブランチを使ったビルドをする定義を加えた ruby-build のブランチが以下となる。
これは以下の定義を記した share/ruby-build/2.5.0-gcc4 ファイルを追加したもの。
install_package "openssl-1.1.0g" "https://www.openssl.org/source/openssl-1.1.0g.tar.gz#de4d501267da39310905cb6dc8c6121f7a2cad45a7707f76df828fe1b85073af" mac_openssl --if has_broken_mac_openssl install_git "ruby-2.5.0-gcc4" "https://github.com/koic/ruby.git" "v2_5_0_gcc4" ldflags_dirs autoconf standard_build standard_install_with_bundled_gems verify_openssl
これで rbenv install 2.5.0-gcc4
とすれば GCC 4.4 系でのビルドを進めることができるが、そもそも GCC 4.4 という点でその環境の Autoconf も古い可能性があり、その場合は configure.ac:6: error: Autoconf version 2.67 or higher is required
で終わるかもしれない。
とここまで書いていたところ nagachika さんから頂いたコメントが以下なので、その先についての進捗が出たら加筆をあとで書く気持ち。
ありがとうございます。autoconf はおそらく意図的に依存バージョンを、今は 2.70 まで引き上げてると思います。
— nagachika (@nagachika) 2017年12月27日
tarパッケージからのビルドであれば
autoconf は不要なので、あまり重視してない(ソースからビルドするくらいやる気のある人なら autoconf も入れられるだろう)という感じです。たぶん。