RubyWorld Conference 2016 2日目

RubyWorld Conference 2016 2日目。午前中はブース番をしつつ話を聞いたりブースに来てくれた人との話をしたりしていた。

ランチを挟んだ午後は takai の話を聞きに行く。テストがない Perl のレガシーコードを Rails に置き換えていった話。最初に画面一杯の Perl のコードが 3行の Rails のコードになったというコードを使った掴みから、Rails に置き換えていった後の Pull Request の量が毎月増えて行っているグラフという話の伏線回収が上手いなと思った。この PR 量が増えて行く話のくだりを聞いた際に、 Rails に移行したから PR が増えたという変化もあると思う一方で、チームとして成熟していっているからというのも伝わって全体としての話の整理の仕方が勉強になった。あと、"2007年当時に Rails を選択するというのはリスクだった" というのは時代の変遷を感じた (実際にその頃そうだった) 。業界10年以上の経験による年輪が刻まれたストーリーでとても引込まれるプレゼンだった。

時間を縫って oracle-enhanced に出している PR でアドバイスをもらったあたりの対応方法を模索したり、ブース番をしたり他の参加者との雑談をしたりしていた。

今年の RWC のトリとなる 5xRuby の高見さんの話で、コミュニティでの教育を採用に繋げて行くというくだりについて、日本 (に限らないとは思うけど) での Rails Girls や Rails 寺子屋、CoderDojo, etc... といったところでの育成から、採用に繋がって行ったりそうした動きがあったりという RWC のテーマにあるエコシステムに繋がる話で参考になった。

井上社長のクロージングで本会が終わった後は、地ビール会改め焼き肉会に行った。とりわけ mzp さんから聞いた "日本語入力というものへの ASCII 圏への説明の難しさ" といった話が個人的に印象に残ったストーリーだった。

今年も焼き肉会を途中で抜ける形で米子空港から東京に帰ったけど、来年あたりもう1泊追加であった方がいろいろと交流ができたりで良いかなと思った。

あと今回の RWC では30枚くらい持って行った名刺をほぼ全部使った、今の会社で最も名刺交換をしたイベントになった。