RubyKaigi 2024 に『RuboCop: LSP and Prism』というタイトルで登壇します。
ざっとスケジュールを見たところ、RuboCop と Prism がタイトルにあるのは自分ひとりで、LSP まわりだと Ruby LSP 開発者の @vinistock が登壇されるといったところ。そんな感じでユニークな話をお届けできると思います。
時系列的には去年の RubyKaigi 2023 の帰り道に Standard の作者でもある @searls と松本駅でばったり会って、そこで RuboCop に LSP を入れるという話をしたのが始まり。その後 RuboCop 自体に LSP サーバーの基本機能を持たせたのち、LSP として欲しい機能を拡張していきました。その過程でいずれ Error Tolerance なパーサーが欲しくなるかもしれないと Prism と Lrama に着目していたところ、パーサーユーザーレベルでは Prism が先行したこともあり Prism 対応をしていて、今ここといったところです。
すごくざっくりいうとそんな感じですが、それらの舞台裏や設計について話す予定です。
また、今年の RubyKaigi には勤務先の永和システムマネジメントから同僚の @junk0612 が初登壇で、そちらは LALR のパーサージェネレータ Lrama を IELR 対応するという話のようです。Lrama と Prism の構文解析器の両対応企業ということで、遊びに来ていただけると嬉しいです。
また勤務先のカスタムスポンサーとしては @fugakkbn と @haruguchi が既に現地下見済みで、いずれ会社のブログから告知が出ると思います。
では来月沖縄で RubyKaigi しましょう。