いくつか行なっていたことがあり、まずは RuboCop Rails にマイグレーションで decimal
型を指定する際に precision
と scale
を必須にしないと警告を出す提案が来ていて、Active Record メンテナーの kamipo さんに相談をしていたりした。
Active Record では scale
オプション値によって、Type::Decimal
か Type::DecimalWithoutScale
が返るようになっていて Type::DecimalWithoutScale
の方は消したいというお気持ちの FIXME として記されていることを教えてもらった。
if scale == 0 # FIXME: Remove this class as well Type::DecimalWithoutScale.new(precision: precision) else Type::Decimal.new(precision: precision, scale: scale) end
この辺りをヒントに Type::DecimalWithoutScale
が誕生しないような cop としてコメントをしたのが以下。
松田さんには RuboCop core に提案されている PR について相談していた。内容としては Dir.glob(path)
が返すパスの配列の順序はファイルシステムに依存しており、開発とプロダクションでファイルシステムが異なると結果が変わって困ることがあったというもの。解決策としては Dir.glob(path).sort
を書くといったものだが、Dir.glob(path)
の振る舞いを変更する提案は breaking change の話になるし、仮に Dir.glob(path, sort: true)
や Dir.glob(path, mode: :sort)
といったオプションを提案したとしても Dir.glob(path).sort
の方が短くてインタフェースとしてどうだろうかという話をしていたりした。とりあえず提案されている cop としては Dir.glob(path)
の結果を元に require
の順序を一意にしたいという状況に限定されているので、このあとマージを前提にレビューをしようかなと思っている。
QWYNG さんからは Rails アプリケーションのコントローラで Style/RedundantReturn
の偽陰性があることをフィードバックしてもらって、どのように対処しようかという話をしたりしていた。以下の PR として開いてもらったので、順番に見ていきたいと思う。
自分としても RuboCop 1.0 までに提案したい breaking change となる手元のパッチがあるので、提案の根拠をコミットメッセージにしるしていたり rebase してコンフリクトを解消したりしていた。
次回のパッチ会は 12月18日(水) です。Ruby 2.7 のリリース前に開催した方が、万が一何か見つけた時に良さそうといった日程になっています。