初日だった。
一番 Ruby の話として印象に残ったのは akr さんの Unifying Fixnum and Bignum into Integer への話での、Fixnum / Bignum 定数は Ruby 2.3 が EOL になったらなくなる可能性があるというところだった。過去2つ前までのバージョンがメンテナンス対象になるという Ruby のメンテナンスポリシーで考えると、順当に年次リリースされれば Ruby 2.6 がリリースされるであろう 2018 年の翌年あたり 2019 年の初頭には Ruby 2.3 は EOL になって Fixnum / Bignum は歴史上の話だけになりうるなと思った (可能性の話) 。
話ついでに個人的に Ruby 2.4 は Rails に対してのアップグレード非互換が大きくなったかなと思っていて、Rails 5.x には Ruby 2.4 対応があるものの、Rails 4.x は今後 Ruby 2.4 対応がされない公算もあると感じている。そういった意味で、今後 Rails アプリケーションにおける Ruby のアップグレードは Ruby 2.4 以上を上げるのであれば Rails も 5.x 以上に上げて行く必要があると思っていて、そういった現場で使って行くソフトウェアのライフサイクルについて改めて考えを巡らせるいい機会になった。
Unifying Fixnum and Bignum into Integer といえば、以下の PR の話が止まっているのであった。どうするかな。。。
と思って久しぶりに見たら、旧 Ruby バージョンが .travis.yml から消された PR がマージされいた のを確認できたので話を進められそうな気がしていた。あとで手を入れておこう。
RubyKaigi 恒例の技術書即売会に関するエピソードとしては、会場を歩いていたら inao メンバーから声を掛けてもらった流れで、西日暮里.rb なんかでお世話になっている高山さんのオブジェクト指向設計実践ガイドを購入してサインをもらったりしてた。電子書籍で購入しようと思っていたけれど、見開きし易い製本とされたりといった工夫もあり、もともと紙媒体好きとしてたまには紙媒体もいいなと思ったりした。RubyKaigi が落ち着いたら読んで行こう。
オブジェクト指向設計実践ガイド ~Rubyでわかる 進化しつづける柔軟なアプリケーションの育て方
- 作者: Sandi Metz,?山泰基
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/09/02
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
夜はオフィシャルパーティーに行った後に、有志で2次会を行って宿に帰るという流れだった。