自分が見回っているリポジトリの中で、世の中でよく使われているであろう Bundler と RuboCop の今後の Ruby のサポートバージョンについて書いておく。
Bundler
bundler/bundler の master ブランチは Bundler 2 になっていて、Ruby 2.3 以上のみがサポートとなった。
https://github.com/bundler/bundler/blob/0747989a9bf47fc0404248d20628ab64ce09d3be/.travis.yml#L28-L30
PR としては1ヶ月経たないくらい前にマージされたこちら。
Bundler 1 系は Ruby 1.8 系からサポートしていて、Bundler の実装としても Ruby 1.8 で動く必要があったのと、Travis CI のマトリックスが多く CI にとても時間が掛かっていたという開発視点でだいぶ良い判断だと思う。個人的に見ている中で rails/rails (というかそのほとんどは railties) より長い CI のリポジトリは bundler/bundler だけだったので、その点でも良くなりそう。
RuboCop
RuboCop も Ruby 2.0 のサポートが切られた。
このまま Ruby 2.1 のサポートも切る流れになると思うので、EOL の Ruby に気を払わなくて良くなるのはこちらも良いこと。
その他
Rails に関しては表立った情報がないけれど、Rails 5 で Ruby のサポートバージョンを変えたように、今後の Rails 6 でどうして行くのか関心のあるところ。