SlackへのGitHub通知先をスレッドからチャンネルにする

SlackへのGitHub通知先をスレッドからチャンネルにする方法です。

最初にまとめ。先月2022年10月下旬に、Slack への GitHub 通知がスレッド宛てになったのを、/github settings と Slack チャンネルで入力してチャンネル宛ての通知にできるといったものです。

ここからはもう少し詳しく書いてみます。スレッド宛ての通知というのは以下のようなものです。例えば GitHub イシューにコメントをつけると、イシューを開いた大元の Slack 通知へのスレッドコメントとして繋がっていくものです。

個人的には「人間の対話」と「機械的な通知」を同一視してスレッドにまとめるというこの変更は、かなりユーザー体験が悪くなったもので、Slack 公式がスレッドでの対話を薦めているのに便乗している風な感じでしたがちょっとこれは、、、というものでした。

勤務先で話題にしていたところ、同僚の @ima1zumi に以下の GitHub イシューでお気持ちがフィードバックされていることを教えてもらったので、せめてオプトアウトがないとつらいという気持ちについて自分もコメントをしました。この件については強いお気持ちがあったので、当初リアクションだけで済まそうとしたけれど、意見はきちんと述べておこうとコメントしたものです。スレッド通知に反対する似たような応援コメントがいっぱい付いていることが確認できます。

github.com

それから半年、この度、待望のオプトアウトが入りました

チャンネル通知への切り替え方法ですが、オプトアウトしたいチャンネルへのチャット入力で /github settings と入力すると以下の設定が表示されます。

これらを無効にすることで、旧来のチャンネル通知に切り替えることができます。

無効化したあとの Slack への GitHub からの通知は以下のとおり。チャンネルに通知されています。

ただ、現状のデフォルトでは依然として以下のようにチャンネルに通知されます。

他にもこのオプトアウトが入るまで対応していた /github subscribe org/repo comments:"channel" というチャンネル通知への切り替え方法もありますが、いまだと /github settings でシュッと対応できると思います。

スレッド通知だと、過去のスレッドへのコメントがつく形で見落としてしまうことがつらいというユーザー体験の人は、 /github settings からの変更でチャンネルへの通知に切り替えると捗ると思います。

また、このオプトアウトでチャンネル通知に切り替えられるものの「全チャンネルでこれやるのまじで?」みたいなコメントもあって、今後もう少し振る舞いが変わるかもしれません。お気持ちのある人はイシューにフィードバックしてみると良いと思います。

github.com