主な変更は以下です。
非互換の変更
Rails cops が削除された
移行期間にしていた RuboCop 0.71 が終わったことから、当初の予定どおり Rails cops が削除されました。
引き続き Rails cops を使う場合の代替は rubocop-rails gem を使うようにしてください。
rubocop -R/--rails が消された
上述のとおり Rails cops が削除されたため不要なオプションとなったため削除されました。
Layout/IndentationConsistency
cop の EnforcedStyle: rails
オプション名が変わった
スタイルを表現する名前として、オルタナティブオプションの名前である EnforcedStyle: rails
が EnabledStyle: indented_internal_methods
になりました。例えば rubocop-rails_config のユーザーに影響が出ます。
追加された cop
Gemspec/RubyVersionGlobalsUsage
cop が追加された
gemspec 中で RUBY_VERSION
を使わないようにというもので、pocke さんの提案がベースになったもの。日本語文書としては sue445 さんのエントリに詳しい。
Style/FloatDivision
cop が追加された
The Ruby Style Guide に追加された Float Division の実装となる。
デフォルトのルールは以下。
# bad a.to_f / b.to_f # good a.to_f / b a / b.to_f a.fdiv(b)
追加されたオプション
Style/IfInsideElse
cop に AllowIfModifier
オプションが追加された
Rails リポジトリでのカスパーと kamipo さんの話がベースになったオプション。
有効にすると以下のような後置 if を許容するようになる。Breaking change が起きないようデフォルトは無効。
if condition_a action_a else action_b if condition_b # ここ end
その他、多くのバグ修正が含まれています。詳しくはチェンジログを参照してください。