平成Ruby会議01でクロージングキーノートでの登壇をした。当日のスライドは以下。
RuboCop Faker 周辺の話は RubyKaigi 2020 の LT 向けにプロポーザルを出そうかなと思っていた種で、今回キーノート枠を頂いていたことで自分が影響されたものを引用しようと、マーチンファウラーの Bliki やら、 Uncle Bob がパッケージングしたオブジェクト指向設計原則のひとつやら、ソフトウェアエンジニアリング方面からカオスレポート (データが古いですが) など持ち寄って Ruby という幹への肉付けをしたものにした。
本編では割愛しているけれど、kdmsnr さんが訳している Bliki (ja) はいま読んでも面白いと思うのでおすすめ。名作は時を越える。
今回、キーノートの依頼があった際にオープニングキーノートとして金子さんの名前を伺っていたので、真っ先に思い出したのが本編でもメンションした京都での RubyKaigi 2016 だった。2016 年あたりは OSS により姿勢が傾いていった頃で、金子さんに紹介してもらった yahonda さんに Oracle enhanced adapter のイシューを相談させてもらって会期中にハックしてもらったり、Connction adapters の下の話をしたりしていた (のちの沖縄Ruby会議 02 でのプレゼンネタに繋がる) 。それが気がつけば3年前。それまでをふりかえる良い契機になりました。
また平成.rbとは TokyuRuby会議 13で、かしまさんと意気投合して参加させてもらったりした流れもあったりで、こうやって地域の Ruby コミュニティでの人の重なりが広がって熱量が高まっていくのはいいものだなあと思ったりしました。スタッフのみなさんはじめ、ありがとうございました!