PLAZMA OSS Day: TD Tech Talk 2018に行った

techplay.jp

途中からになったが参加して来た。特に興味のあったのが kamipo さんの Rails 5.2 の話題と、k0kubun さんの MJIT の話だった。

Rails 5.2 の Major Features には記されていないものの AR をあるべき姿に改善して行っているのと、速度の向上という点で実質的に Major Features よりも影響のある改善をしてくれているということでその具体例など含めて聞くことができた (例えば Active Storage を使うかどうかは分からなくても AR はほぼ使っているはず) 。

MJIT の話に関しては、メソッドが呼ばれた際にいったん C のソースコードに落としてコンパイルしたものを使うという発想と、それに伴い処理系に C コンパイラが必要になるというのがなるほどというものだった。アーキテクチャ面でも既存の VM に手を入れることなく、その上の JIT レイヤーとして実装されているという設計面の話も参考になった。あと C のソースコードに落としたものが一時的に所有者以外に操作できる問題があって修正されているという人間っぽいストーリーがよかった。現在はオプションとなっているが、将来はデフォルトになる可能性もあると思う機能なので今後の話も楽しみというか、きっと RubyKaigi でも進捗が聞けそうで楽しみなトークだった。

Treasure Data さん豊富な話題をありがとうございました。