勤務先で『あなたの知らない超絶技巧プログラミングの世界』の書籍紹介をした

勤務先のおすすめ書籍の紹介イベントで、『あなたの知らない超絶技巧プログラミングの世界』を題材にした話をした。

当日のスライドは以下。

全体としては、鍋谷さんなどが行われている『どう書く』ならぬ、『どう読む』といった体裁での Quine の読み方例を話した。

スライドを作る過程で、ChatGPT に "Quine を Ruby でどう書く?" としたところ、禁じ手の puts File.read(__FILE__) 的なコードを提示したり、そもそも Quine になっていないコードを提示したりして面白かった。まったく別軸では、COBOL で書かれたものはあるだろうかと調べたら c2.com のページ がヒットしたりと、脇道に行ってもちょっとした発見があった。

今回の話は TRICK 2018 の動画 でも確認できる、以下の kinaba さんの言葉が素晴らしくて、それを社内にも伝達したいというのがモチベーションだった。

成熟した文化、例えば音楽でも楽譜を逆さにしても弾くことができる音楽とかそういうものがあって、 (中略) 成熟した文化にはこういったお遊びが発展していて、プログラミングという分野も
成熟した文化になっているといえる...んですかね

そんな超絶技巧プログラミングの世界はこんなイメージ。

ふだんのお仕事とは、ちょっと価値観の異なるプログラミングのおもしろさが広まるきっかけになると良いなと思う。