GitHub Packages と Gem の配布先

TL;DR 公開 gem の配布先は従来どおり rubygems.org のみで良いかなといまのところ思っています。


GitHub では GitHub Packages がリリースされて、gem を含めていくつかのパッケージに対してサポートされている。

help.github.com

gem に対する GitHub Packages への現時点での考え。

OSS など公開 gem のリリース先については、従来どおり rubygems.org のみで良いかなといまのところ思っています。理由としては、rubygem.org ではダウンロード数などの数字によって、その Gem やリリースがユーザーに与える影響への指標のひとつとして中央集権先として見ることができるためです。将来的に複数のホスティングに分散するメリットが明確になったらその時は改めて考えてみたいところ。

一方で、gem server を使った社内 Gem サーバーなどを運用している場合は、GitHubパッケージをホスティング先にすると便利そうです。その他、リリース時に rubygems.org が死んでいたら死ぬみたいな状況を回避したいようなシステムの冗長構成先として使えるかもしれません (DNSimple が死んで rubygems.org が引けなかったことが数年前にあったけれど、滅多にないと思う) 。

このエントリの出典は、RuboCop リポジトリに以下のような GitHub Packages 向けに Gem をリリースするタスク追加の PR が送られてきたやりとりの際に考えたことでした。

github.com

備忘を兼ねてここに書いておこしておきます。