@ogijun からオファーをもらって、【iCARE Dev Meetup #32】OSSとの向き合い方に登壇しました。
@ogijun とはゼロ年代に Java の勉強会なんかでお互いによく遭遇していたのがはじまりで、かつて高橋会長のでかい文字のプレゼン本を深夜の大阪の JAL ホテルラウンジでゲラハックしたりと古くからの繋がり。そんな @ogijun からの「OSS をテーマにしたイベントをするので、RuboCop でひとつ」となったのがきっかけ。
私の登壇について、昨年の RubyKaigi Takeout 2021 の登壇で話の展開と尺の都合で収まらなくて削った秘蔵パートを、まるっと全面改訂して再構成したもの。なので、スライドが英語は何かを狙っていたというより、ベースの流れでそのまま作っていた部分が大きいです。
タイトルは『パターンハッチング』と『Test Driven Development: By Example』をモチーフにしたもので、ウォードのサンプルではなく、RuboCop を元にしたコントリビューションへの発見といったものをテーマにした。
当日のスライドは以下です (時間の関係上、凝ったことはしていませんが、スライドの表紙も『TDD by Example』を意識して、それっぽくしていた) 。
技術的な何かを持ち帰ってもらう話の全体像としては ghq, gem-src と git の tips を交えつつ、最後はサピア=ウォーフの仮説を含めた OSS への向き合い方みたいな話をした。
ghq もろもろの tips について、弊社から参加していたメンバーの反応はこんな感じでした (弊社に入社するとよろこんで OSS メンタリングします) 。
ghq 使い始めてから無心で clone できて良い #icare_meetup
— ふーが (@fugakkbn) 2022年4月20日
upstream 設定するやつ教えてもらってからほんとにほんとに便利になって git push upstream head しか打たなくなった(master | main にpushする恐れがあるのでそのときは確認メッセージ出してる) #icare_meetup
— 🐝 (@ima1zumi) 2022年4月20日
こんな感じで今日からはじめることができるので、まだの人はおすすめの環境構築です。また、もし既存のローカルリポジトリを ghq のディレクトリスタイルに移管するのが手間ということであれば、ghq_transfer という gem など用意していますのでよければどうぞ。
特に今回のイベントでは、他の登壇者方の OSS 開発者の開発観を聞くことで、自分の過ごしている OSS の世界を再認識できたことでした。何となく OSS 開発者の考え方は似通ってくるようなところを感じたのは、印象的でおもしろかったです。登壇者の皆さん、iCARE さんありがとうございました!
最後に余談ですが、本発表をとおした「OSS と人生」について、X.Y.Z.→A のサードアルバム『LIFE』収録曲の『生きるとは何だ』を聴きながらストーリーを練っていました。ジャパメタ好きの人におすすめです。What is life all about?