後半から参加してきた。
1syo さんの発表で、設定ファイルとなる YAML の管理どうしている話。SettingsLogic / Config / Global の3つの有名な設定ライブラリうち開始は Config に焦点をあてた話だったけれど、ファイルが大きくなる問題は Global で結構解決できるなと思ったし、実際に Global からインスピレーションを受けた解決を試みていた雰囲気。設定漏れについては、サーバー起動とかより前の段階で検知したいということで、そういった仕組みを作るか、そもそも Pull Request の段階で漏れが変わるような (分かりやすい) diff で見れるといいかも、平文で入れたくない情報は joker1007/yaml_valult という選択肢もあるねという話や、パスワード系についてはプロビジョニングで環境変数に渡してというのは常套手段だけれど今度はそっちが太るんですよねえという話を、イベント終了後にしていた。
笹田さんの発表では Ruby でマルチコアを活かした並列処理をするなら、Fiber / Thread / Process の3つが考えられるけれど、実際よく使われる Thread と Process に焦点を絞って、Thread と Process の pros / cons の間をとった Elixir (下地は実績の Erlang VM だしね) も選択にいれると良いのではという戦略眼 (?) について印象的だった。
本も出たしね (ばーん) 。
- 作者: Dave Thomas,笹田耕一,鳥井雪
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2016/08/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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というさすがに5分で終わらない話は、RubyKaigi 2016 での発表をお楽しみにという壮大な前振りだったという。
mrkn さんの発表は数学だった。統計に関するメソッドを集めた Gem で、Ruby 2.4 の sum についても Ruby 2.3 以前でも使えるものを作ったという話は、最後 Ruby にまつわる話で締まったように思う。
その他に印象に残ったこととしては、サーバーレスアーキテクチャの話での会場への問いで「AWS Lambda を使ったことがある人」への問いにはまだ手が少なかったというところで、サーバーレスアーキテクチャは実採用例が増えてくる (あるいはそれほど増えない) についてまだこれからなのかなと思ったりしてた。
懇親会では、まさかの紹興酒の瓶 (5リットル) の注文。なかなかない飲み方で面白かった。
twitter.com紹興酒の甕開封の儀 #kwsk01 pic.twitter.com/FhlY672p4Z
— Koichi ITO (@koic) August 20, 2016