Ruby Business Users Conference 2017

2年ぶりに参加してきた。

http://www.rubybusiness-conf.org

せっかくなので出しておいた LT の CFP がとおったので、トークという意味でも2年前の講演から1年置いて2年ぶり2回目の参加。

以下は当日の発表スライド。

www.slideshare.net

去年の XP 祭りや、勤務先の福井オフィスで再放送した新卒氏との発表の続編というかサイドストーリーといった内容で、主にメンター側としてどういった成長曲線を考えて「読み書きそろばん」ができる (勤務先事業部における) 一人前のプログラマーを目指すかといった話。

「コードを読めなければ書けない、書けなければ見積れない」といった GitHub 登場以前の1周目からの課題に加えて、GitHub 登場後のコードレビュースタイルを加えた「読み書きそろばん」2周目の課題が話の中核で、そのあたりを中心に話を組み立てている。スライドを見てそのあたりの話に興味のある人は、地域.rb なんかでコンタクトをとってもらえると嬉しい (Ginza.rb / Shibuya.rb / 西日暮里.rb / 表参道.rb あたりにちょくちょくお邪魔している) 。

イベント全体としては、初回開催の2年前よりも会場の空気がこなれている感があって、過去2年の実績について主催の Ruby Association からの開催報告がインターネットに出ていることで発表者としては CFP を出す傾向と対策を立て易く、参加者としてはどんなイベントのイメージが何かしらできる状態になってきているのかなと思っている。個別の講演内容については、みよひでさんの素敵なエントリまで。

あと、かくたにさんが言っている以下のとおり、開催規模的にも懇親会なんかで Matz に話しかけやすいと思うのでオススメ。

懇親会で Ruby の実装に C++ を選ばなかった4つの理由など聞けたりしていた (質問の元ネタは、RHG に書かれていた ruby-talk で発言されていたという “I hate C++.” となる) 。

表参道.rb #19 でのスライドを公開した

失念していた表参道.rb #19 でのスライドを公開した。

www.slideshare.net

パッチ5選とあるけれど、そのうちの一つは自分が投げたパッチではなくそのサポートといったものだけれど、そこで得た知見なんかもあったので5選に含めている。

ポイントとしては、できるだけ Edge Ruby を使うという点だと思っている。Rails の方は Gem のバージョン依存などで Edge で動くようにするのが大変だと思うので自分はやっていないけれど、やれれば面白いだろうなとは思っている (けれど手間が大きいことから優先順位がとても低いので、いまのところ手をまわす予定はない) 。

Ginza.rb 第44回

Ginza.rb 第44回 Railsセキュリティチェックリストに行って来た。会場はみんなのウェディングさん。

ginzarb.doorkeeper.jp

流れとしては willnet さんによる進行役で、Rails Security Checklist を読み進める会だった。

github.com

チェックリストには基本として押さえておくべき項目はもとより、アドバンスド的な項目が入っていて、項目によってはより深く掘り下げられたりして興味深く話を聞くことができた。

コードが出て来て印象に残ったものは Timing Atacks の項目で、ActiveSupport::SecurityUtils.secure_compare といった Rails の実例から取った話。他にも、いくつかのチェックリストに記されている Gem で知らないものが挙ったりしてたり色々と勉強になった。

懇親会なんかでは、手元の Rails アプリケーションで rails_5_1_0 ブランチを生やすのはいつ頃が良さそうか相談したところ、フィーチャーフリーズして beta が出た以降あたりが良さそうといった感じの話を聞けたりして参考になった。

OSS Gate東京ミートアップ2017-02-20

月次で平日分割開催の OSS Gate のミートアップだった。

oss-gate.doorkeeper.jp

平日分割開催を2回行なっての運営面でのふりかえり。

21:30 終了でタイムテーブルが組まれているが、前回に引き続き 22:00 過ぎまで掛かってしまった。原因としては、前半のふりかえりが予定の10分では終わらないことと、そもそもアンケートの記入まででタイムテーブルは組まれていて、アンケートのふりかえりは時間に入っていなかったという (気付いていなかった!)

以下は mtsmfm の良提案で、今回終わった後に軽く有志で懇親会を行なった際の話など交えた平日開催のタイムテーブルに関するメモ。

21:30 終了を目指すコースと、時間を延長するコースがありそう。

21:30 終了を目指すコース

前半の「動かしてみる」と、後半の「フィードバックをする」を分割した開催になっていて、その間に1ヶ月の期間があるため「動かしてみる」の時間を減らす案。「動かしてみる」については後半のフィードバックための ISSUE へのメモをする癖を付けられれば、次回の「フィードバックする」まで個人活動で進めてもらうことができるのではという仮定。

時間を延長するコース

タイムテーブルを組み替えることになる。平日 19:30 開始は参加者が比較的ぎりぎり間に合う時間だと思うので、これ以上はやくするのは難しいのかなと個人的に考えている。ということで後ろを22時に延長してふりかえり時間の拡張とアンケートのフィードバック時間を設けるのが良いように思う。


時間の関係でアンケートには書ききれていない話を、懇親会で聞くことができたりしたのは良かった。3月のミートアップに何らかの形で反映してみたい。